西千葉子ども起業塾2022年度 「入門コース」
オンラインで経理・営業・企画を学ぶ!


西千葉子ども起業塾は2021年より入門コースと発展コースの2つのプログラムをスタートした。経理について、営業や企画をする方法、プレゼン方法について「発展コース」の前に知識を得る機会を設けたいということから、「入門コース」を2022年6月11日、18日、25日と3日間オンラインで開催することになった。(詳しくは「山路桃香が語る西千葉子ども起業塾」の記事をご覧ください。)

執筆者:市川真衣

【概要】
入門コースは、起業をする上で必要な経理・営業・企画について、それぞれのミッションに挑戦していきます。

また、ただ知識を教わるだけではなく、「会社」のメンバー全員でミッションに取り組むことが魅力であり、子どもたち一人一人が「主役」となっていくのです。

一日目:「経理セクション」

会社を運営するためにはお金の流れを理解する必要があります。そこで、困っている会社を助けるため入社した子どもたちが、会社を経営しながら、お金を管理し、経理の仕組みを理解していきます。

一日の流れ

神谷俊一千葉市長からから始まりのご挨拶。

お金の流れをより詳しく理解するため、楽しく「会計ゲーム」をしながら学んでいく。

最初にストーリーが決まっており、これにそって子どもたちは会社の資金が無くならないように上手く運営していく。

「会計ゲーム」におけるストーリーの画像
「会計ゲーム」をしている子どもたちの様子

「融資」や「出資金」など、「会計ゲーム」に出てくる専門用語を1つずつ解説しながらマスを進めていきます。

「融資」を説明した画像
「出資金」を説明した画像

マスを進めていくと次々とお仕事の依頼が来ます。

黒字を維持できるようみんなで考えながら上手くやりくりをします。

「会計ゲーム」で「新商品の開発の試作品」の依頼が来た様子
「会計ゲーム」にて「マスクの化粧品開発」の依頼が来た様子

二日目:「営業セクション」

子どもたちは「にしちば乳業」の社員となって、営業について学ぶ

子どもたちは、にしちば乳業の社員となり、「しあわせ!にしちばミルククッキー」をOD会社に取り扱ってもらうように、営業をしていきます。商品を契約してもらうために、商品に関わる情報が書かれた資料を読み解き、どのようにプレゼンをするかを考えることがミッションです。

一日の流れ

まず「営業」とは何かについて学び、次にまたプレゼン相手であるOD会社について会社のメンバーで情報確認をします。

プログラム中に出てくるOD会社のパンフレットの画像
商品である「しあわせ!にしちばミルククッキー」の情報
原材料である「しあわせにしちばミルク」についての情報

プレゼンをするため、会社ごとで内容を考え、発表のための練習をします。

プレゼンに向けて台本をつくっていく

プレゼンは一回目、二回目、三回目と分けて行います。契約してもらえるようなプレゼン技術を学びます。多数の社会人が相手会社役で参加しているため、子どもたちは社会人からアドバイス受けたり、ダメ出しをされたりしながら、プレゼンの技術を上げていきます。

三日目:「企画セクション」

子どもたちは西千葉クリエイトの社員となり、OD会社からの「私たちに合う贈答品を考えて欲しい」という依頼を受け、それを元に贈答品開発の流れや依頼に応えるために何が大切なのかを学びます。顧客の望む贈答品を作るために、様々なアイデアを考え、企画書を作ることがミッションです。

一日の流れ

依頼された贈答品の企画書を各会社で作ります。

また、「贈答品とは何か」や、「企画開発のポイント」などをえいと社長のストーリーを通してわかりやすく説明されます。

えいと社長が子どもたちに贈答品の依頼をお願いしている様子

子どもたちは要望に沿った企画書を作るため、OD会社から頼まれた贈答品の資料を確認します。

OD会社から贈答品の企画依頼をされている様子
OD会社が依頼した理由が書かれた資料
OD会社の要望を示した資料の一部

贈呈品のアイデアを話し合い、企画書に記載します。OD会社に直接意見を聞くためヒアリングも行います。

最後に社会人が扮するOD会社相手に、考えた企画書をプレゼンします。

どんな企画書にするか話し合う実際の子どもたちの様子

子どもたちや大学生からの感想

みんなと協力して改善点を探したり、みんなで案を出し合って決めたりすることができたのでよかったです

子どもたち

企画する段階でこどもたちの活動のことだけではなく、スタッフの動きや必要な資料などの把握などたくさんのことを考える必要があり、イベントを企画することの難しさを実感しました。塾長としての経験はこれから活かせそうなことがたくさんあり、とても良い経験になりました。

大学生
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