2021年12月20日に「ちばアントレプレナーシップ教育コンソーシアム”Seedlings of Chiba” 」(以下コンソーシアム)が設立され、株式会社ZOZO本社にてセレモニーが開催されました。
「未来の千葉を担う子どもたちのアントレプレナーシップ(起業家精神)を育成する」という目的から作られたコンソーシアムに賛同した、産学官13団体が参加しました。
<参加団体>
千葉市
千葉大学
敬愛大学
千葉経済大学
JFEスチール株式会社
株式会社 オフィス303
株式会社千葉銀行
株式会社ビジネス・ブレークスルー
株式会社プロシードジャパン
公益財団法人イオン環境財団
グローバルスカイ・エデュケーション株式会社
株式会社ZOZO
株式会社拓匠開発
<参加団体及び参加者よりコメント>
※敬称は省略させていただきました。
千葉大学 学長 中山 俊憲
シームレスなアントレプレナーシップ教育の活動を行うコンソーシアムが今後さらに発展し、小学生、中学生、高校生そして大学生といった、千葉市の将来を担う人材が育ってほしいです。
敬愛大学 学長 中山 幸夫
“敬天愛人(天を敬い人を愛す)”これを建学の精神・理念とし、本学は、現在、経済学部、国際学部、そしてこの4月から教育学部が設置され、3学部体制で教育研究に取り組んでいます。コンソーシアムに参加するにあたり、微力ではありますが、この取り組みが少しでも発展するように務めてまいりたいと思います。
千葉経済大学 学長 佐久間 勝彦
本日、産官学共同の教育コンソーシアムが西千葉の地に生まれたということ、非常に画期的なことだと思っております。わたくしどもの学園の付属高校には、商業科があります。その3年生は、課題研究で、株式会社ZOZOの皆さまにご指導、助言をいただきながら、模擬株式会社を作りました。座学では学べないことを、企業の方々、そして千葉市のご協力を得ながら、これからも着実に培っていきたいと思います。
JFEスチール株式会社東日本製鉄所 副所長 浅見 健一郎
当社は2014年度から、千葉市様、千葉大学様を中心にご協力いただきながら、西千葉子ども起業塾に参画をさせていただいておりました。そういった中で、さらに広がる活動をしていこうということで始まったコンソーシアムに、我々も希望と期待を持って取り組んでいこうと思います。
株式会社千葉銀行 取締役頭取 米本 努
当行では、人の未来を育むをコンセプトに子どもたちへの金融教育に日頃より取り組んでおります。コンソーシアムの設立のきっかけとなった西千葉子ども起業塾には、千葉の未来を担う子どもたちの育成という趣旨に賛同いたしまして、初回の2010年より、協力させていただいてるところでございます。本コンソーシアムの設立によるアントレプレナーシップ教育のさらなる推進は、まさにわたくしどもの目指す「人の未来をはぐくむ」というコンセプトに、合致するのではないかと思い、子どもたちの未来が輝かしいものになるよう本コンソーシアムに参加させていただきました。
株式会社ビジネス・ブレークスルー マネージャー 米良 克美
コンソーシアム設立、大変嬉しく思っております。当社は、グローバルリーダーを育てる、グローバルで活躍するリーダーを育てるというミッションのもと、人材教育を行っていて、起業家教育にも非常に力を入れております。我々はこの20年、30年培ってきた経験がございますので、コンソーシアムに対して、我々の知見を少しでも貢献させていただきたいと思っております。
株式会社オフィス303 代表取締役 常松 心平
当社は、2019年から、西千葉子ども起業塾に協力しており、このコンソーシアムは、準備委員会の段階から参加しております。コロナ、自然災害、終わりなき不景気など予想を超えた事態が起きる時代に、ひとりひとりが自分の生きる道を選択できることが大切だと思っています。そのために多くの人が起業するというカード、そのスピリッツを持っていてほしいと願っています。つまり、アントレプレナーシップ教育が今よりもっと必要になってくると考えています。
株式会社プロシードジャパン 代表取締役社長 吉川 亮
わたくしは、2009年に教育系の事業で起業をいたしました。そのタイミングで、ご縁があって西千葉子ども起業塾初年度から、開催に向けて一緒にサポート等させていただきました。また、この2年間に関しては、準備委員会というかたちで委員長をさせていただいて、この間10年間、多くの学生の皆さん、それから社会人の皆さんにサポートしていただいて今日この場を迎えることができました。これから千葉市の、そして、日本全国に向けて、このアントレプレナーシップ教育の発展、そして未来の日本の発展に向けて、尽力していきたいと思っております。
公益財団法人イオン環境財団 専務理事兼事務局長 山本 百合子
わたくしども財団は、30年前の1990年に環境に特化する財団として設立されました。これまで、世界各地の主要な大学と一緒に連携し、環境の側面から、環境人材国際リーダーを育てることに特に力をいれてまいりました。これまでの経験、ノウハウを生かして、本コンソーシアムで尽力して参りたいと存じております。
グローバルスカイ・エデュケーション株式会社 取締役 須川 健太郎
わたくしどもは、学校、大学、企業に向けて、世界と繋がる、世界標準の教育プログラムの開発、推進している教育スタートアップでございます。世界の名門校と繋がって、やりとりするようなリーダーシップ教育や、シリコンバレー発のデジタル教育、最近だと、バーチャルリアリティーを使ったコミュニケーショントレーニングを行っているのですが、このような活動をコンソーシアムに絡めていきたいなと思っています。
株式会社ZOZO CI室フレンドマネージメント部ディレクター 梅澤 孝之
僕らは、「世界中をかっこよく、世界中に笑顔を」という企業理念を大切にしてこれまで築き上げてきました。それぞれの個性を大切にしてきて、楽しく働くという思いを大切にしています。コンソーシアムを通じて、僕らスタッフが大切にしてきたこの思いを子どもたちに繋げていきたい、そして、20年間、お世話になっている千葉市にも恩返しができたらなと思っております。
株式会社拓匠開発 代表取締役 工藤 英之
拓匠開発は、「ツバキもりコムナ」というツリーハウスのあるカフェを6年経営しております。強みに特化して、経験をもとにお役に立てればと思い、参画させていただきました。わたしは子どもが大好きです。沢山の子どもたちが、「このまちが好き」という状態から、「このまちが大好き」という状態になることが大事だと思っています。
千葉市長 神谷俊一
社会に何が必要か自ら考え、社会的に自立して成長していくことができる子どもを育てていきたいという思いから、コンソーシアムを立ち上げさせていただきました。西千葉子ども起業塾をベースにして、社会や経済の仕組みを学びながら、新しく事業を起こすこと、サービス・製品を提供していくということについて、学んでほしいなと思っています。
千葉市と千葉大学ではアントレプレナーシップを持つ子どもの育成のため、2010年から西千葉子ども起業塾という活動を実施してきました。コロナウイルスによる社会情勢の変化のように、未来が予測困難な時代において、子どもたちには時代の変化に流されることなく、自分たちで新しいビジネスをおこしていく力を身につけてもらいたい、そういった思いのもと、活動を続けてきました。様々な企業様にご協力いただき、参加した子どもや保護者などから好評を得ている活動である一方で、参加できる人数には限りがありました。もっと多くの子どもたちにアントレプレナーシップ教育を提供する為には、より多くの企業様、大学様などと連携をしながら、西千葉子ども起業塾以外の活動を展開していく必要があると考えています。そのような背景の元、コンソーシアムの構想が生まれ、2019年11月に準備委員会が立ち上がりました。大学生を中心とした活動を社会人がサポートするような体制で準備を進めてまいりました。
当コンソーシアムでは、『子どもの「稼ぐ力」が育つまち・千葉の実現』を理念に掲げ、大きく3つの事業軸をもって活動いたします。1つは主軸となる子どもたちに向けて教育プログラムを提供するアントレプレナーシップ教育事業。2つ目は、教育の担い手を増やしていくための普及啓発事業、最後にコンソーシアム活動を活性化するための、会員同士の交流という事業でございます。以上3つの事業軸を持ち、我々自身もアントレプレナーシップを持ちながら、今後、様々な活動を実施してまいります。