2021年企画開発プロジェクトチームである安部唯花が語る
西千葉子ども起業塾発展コースの真意


2021年度西千葉子ども起業塾は、「より子どもたちが理解を深められるように」と初めて入門コースと発展コースという2つのコースに拡大し、開催された。その中心となって活動した企画開発プロジェクトチーム(以下、企画開発PT)の一員である、安部唯花さんに8月3日~5日の3日間で行った西千葉子ども起業塾の発展コースについて話を聞いた。西千葉子ども起業塾発展コースにおいて安部さんたちは何を思い、何を伝えようとしたのだろうか。

執筆者・聞き手:市川真衣

西千葉子ども起業塾発展コースで安部唯花さんが感じたもの

安部さんは西千葉子ども起業塾発展コースにおいてどんな役割を務めたのですか?

市川

私は秘書という役職に就いていて、当日は主に企画の進行をする司会をしたり、塾長の山路桃香さんの補佐や大人の方々とトラブルの対応や見回りなどをして、3日間をスムーズに実施されるように動いていました。

それから、西千葉子ども起業塾発展コースのガイドブックも作りました。私が全て作ったわけではありませんが、スタッフたちと協力して全体の状況を確認しながら制作を進めました。

安部
西千葉子ども起業塾発展コースの
ガイドブックの一部(p.1~p.4)
司会を務めている様子

西千葉子ども起業塾発展コースにおいて印象的だったことは何ですか?

市川

子どもたちの力に驚かされました。西千葉こども起業塾発展コースの当日に子どもたち同士で意見のぶつかり合いがありました。しかし、その後子どもたち自身できちんと話し合って解決していました。大人が無理矢理仲裁することなく、子どもたちの力で問題解決をしていたのに驚かされました。

安部

その活動を通して、安部さんはどのようなことを学んだのでしょうか?

市川

自分の意見をきちんと相手に伝えることの大切さを学びました。この発展コースは、企画開発PTを中心にメンバー全員で一緒に考えながら企画を作っていくので、それぞれの考えを共有していくことがとても重要になります。自分の考えていることをきちんと表現し、相手の意見も考慮したうえで問題解決に導いていくということは子どもも大人も大事だなと思いました。

安部

その学んだことは今後活かされていくと思いますか?

市川

はい。活かされていくと思います。現に、私が西千葉子ども起業塾発展コースでの司会をした時には、ただ司会者としてイベントを進行するだけでは無く、自分の考えや感じたことを周りに伝えながら進めていく意識を持てるようになりました。

これから、就職活動などでも、ここで学んだことを活かしていきたいと思います。

安部

この発展コースにおいて、学生たちをサポートしてくださっている社会人の方々から学んだことを教えていただけますか?

市川

社会人の方々から学んだことは、特にリーダーシップについて学ばせていただきました。そのリーダーシップについて教えてくださった社会人の方が、実際に困っていたときに「今はもっと全体を見てこういう風にリーダーシップをとった方がいいよ」とアドバイスをしてくださいました。

また、当日では子どもたちから企画の練り方についての質問が多かったため、社会人の方々に企画のアドバイザーとして手伝っていただきながら、私自身もそこで学ばせていただきました。

安部

子どもたちからの質問に対して安部さんはどのように思いましたか?

市川

企画の内容について質問がきたとき、「これでいいと思いますか」と率直に答えを聞いてくる子どもが多かったですね。その質問に対して、社会人の方々は直接答えを教えるのでは無く、ヒントをあげてきちんと子どもたちに考えさせるようにしていたことが印象的でした。私もそのように子どもたちに考えさせるように声をかけていきたいと思いました。

安部
融資契約書について子どもたちに教えている様子

西千葉子ども起業塾発展コースで子どもたちに伝えたい「真意」とは

西千葉子ども起業塾を通じて、安部さんが学ぼうと思っていたことは何ですか?

市川

私は「考える力」を向上させたいと考えています。話し合いをするときに自分に話を振られるとうまく答えられないことがあって、そういう時にきちんと自分の言葉で考えて話せるように、西千葉子ども起業塾発展コースで養えればと思っていました。

安部

西千葉子ども起業塾発展コースの今後について期待することは何ですか?

市川

そうですね。今回この西千葉子ども起業塾発展コースにおいて、一人はこの企画を考え、一人は経理の出資をやるといったように、子どもたち一人一人が考えて動けるようにすることを意識しました。このように、子供たちが「自分が今何をすればいいのか」を考えて行動するということをこの西千葉子ども起業塾発展コースを通して学べる環境にしていって欲しいと思います。

安部

西千葉子ども起業塾発展コースを通して、子どもたちに伝えたいことはどのようなものでしょうか?

市川

子どもたちに伝えたいことは、自分で考えて行動することの大切さです。この西千葉子ども起業塾発展コースの企画のミッションである「JFEさんの贈呈品を考える」を達成するために、どんな企画にするか、どうすればJFEさんに伝わるのか、経理はどうするかなど様々なことをみんなで考えます。そして、自分たちで色々考えて行動し、初めて形になったときの達成感を味わって欲しいです。そこから、自分で考え、行動していくことを学び、これからの生活で大切にしていって欲しいと思います。

安部
実際に使った予算見積もり書と出資金

こういった体験で、ものづくりの楽しさや社会への興味に繋がっていくといいですね。私も子どもたちの立場になって体験してみたいです。

今年、入門コースではオンラインで行い、発展コースでは対面で行いましたが、オンラインと対面とではどちらの方がより子どもたちと一緒に学ぶことができると考えますか?

市川

対面だと思います。オンラインだと私たちと子どもたちとの間や、子どもたち同士との間にも壁があるように感じてしまいましたね。実際に会った方がお互いに考えていることも伝えやすいですし、一緒に学んでいるという意識はオンラインよりも対面の方が強く出てくると思います。

また、オンラインは電波のトラブルなどが多いためその対処が必要ですし、画面越しなので発言できる子とできない子との差が大分開いてしまっていたようにも感じました。

安部

感染症の問題がなければやっぱり直接お話できた方がいいですよね。

実際に子どもたちと会ってどう感じましたか?

市川

入門コースと発展コースでどちらも参加してくれた子どもたちがいましたが、入門コースで話した印象と発展コースで実際に会って話した印象とでは大分違った子が多かったですね。入門コースでは大人しかった子も、発展コースだと楽しく話しかけてくれる子が多くて、楽しかったですね。

また、発展コースは小学4年生~中学3年生の子までいて、結構年齢差が大きいので最初は企画のクオリティに差が生まれるかもと思っていました。ですが、小学生もユニークなアイデアを思いついたり、中学生は様々な視点を考慮したアイデアが出たりなど、お互いに素敵なアイデアがたくさんあって私自身も学べるものがありました。

安部
ホワイトボードにアイデアを記しながら議論をする。

発展コースにおいて、改善していきたいことなどはありますか?

市川

そうですね。来年の企画はどうなるかまだわかりませんが、もっと子どもたち自身で分担しやすい仕事内容を考えたいと思います。仕事内容が多いときはみんなで分担しやすいですが、時間があまりかからないような作業になると活動に関わる子と活動に関われない子で分かれてしまうことがありました。今後は、もう少し子供たちが分担を考えやすいような仕事を私たちで考えて作っていくことが必要だと思いました。

安部

最後に、今後この西千葉子ども起業塾を引き継いでいく後輩たちに何か伝えたいことはありますか?

市川

企画を考える際は、様々な視点から考えてこの西千葉子ども起業塾を作り上げていって欲しいですね。

私が意識していたのは、子どもたちの視点に立って考えることです。自分たちでは楽しめるだろうと考えた内容でも、退屈に感じてしまう子どもたちもいます。そうならないためにもきちんと子どもたちの視点に立って考えることを前提にして欲しいです。
また、大人たちの視点になって考えることも大事です。社会人の方々やスタッフのことも考えながら企画を考えなければならないため、多角的に物事を捉えて動いて欲しいと思います。

安部

子供たちからのアンケート

・学年(グループの会社名:担当した役職)
① 活動は楽しかったですか?→その理由は?
② 起業塾を通して学んだことを教えてください。また、それはどんなことに活きてくると思いますか?


・小学校4年生(シックス会社:経理部長を担当)
① とても楽しかった。→初めての体験で少しむずかしかったけれど、皆で活動できて楽しかったから。
② ”友情””助け合い””分かち合い”について学んだ。社会人になって働いても、この3つを大切にしようと思う。

・小学校5年生(平野会社:経理部長を担当)
① とても楽しかった。→入門コースでできなかったことや、直接あって体験したこと等があり、貴重な体験が多かったため。
② お金の管理から日常生活、将来の家計管理を学んだ。

・小学校6年生(西千葉企画会社:社員を担当)
① とても楽しかった。→みんなで協力していろいろな事をするのが楽しかったから。
② みんなで協力して進めていくことが大事なんだなということを学んだ。しょうらい、会社につとめたときに活きると思う。

・中学校1年生(ラビットビジネス:副社長を担当)
① まあまあ楽しかった。→みんなで協力するところが楽しかった。
② 将来のローンや職業につくときのことなどを学んだ。

・中学校2年生(fcreate会社:社長を担当)
① とても楽しかった。→会社のメンバー全員で協力して、最終的に黒字で終わることができ、良い経験になったから。
② 会社内での仕事分担や協力する大切さを学んだので、今回の経験を学校生活で活かしていきたいです。

・中学校3年生(ラビットビジネス:経理部長を担当)
① とても楽しかった。→自分にとって初めての経験で仲間と協力して取り組むのが新鮮だったから。
② 仕事は楽しいことだけではないけどその分得られるものも大きい。根気よく続ける時(テスト勉強)にこの経験を思いだし奮起していきたい。

※実際に子どもたちから受け取ったアンケートの一部を使用

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